卜部和久が悲願の初優勝
FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP (フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ =FRJ) 2025のラウンド3のレース6が、7月12日、鈴鹿サーキットを舞台に争われ、2番グリッドからスタートした50号車・卜部和久選手(B-MAX RACING F111)が悲願の初勝利を手にしました。
夏の日差しが戻ってきた鈴鹿サーキットでは、15時50分、1周のフォーメーションのあと、13周で行われる決勝レースが始まりました。スタートは、2番グリッドの50号車・卜部選手がうまくマシンをスピードに乗せて真っ先に1コーナーへ。これに、ポールポジションの37号車・梅垣 清選手(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)、3番グリッドの45号車・大宮賢人選手(PONOS RACING F111/3)、4番グリッドの38号車・鈴木斗輝哉選手(マツモトキヨシ TOM’S TGR-DC FR)が続いていきます。
するとその直後の2コーナーで37号車・梅垣選手がアウト側のグラベルにはみ出し、その隙に45号車・大宮選手と38号車・鈴木選手が先行。37号車・梅垣選手は4位までポジションを落とすことになります。
その先のセクター2、スプーンカーブの入口は、2位を走る45号車・大宮選手がアウトに膨らみ、3番手の38号車・鈴木選手とポジションが逆転。さらにシケインでは37号車・梅垣選手が前を走る45号車・大宮選手のインを刺してポジションを上げるという具合に、上位勢の順位が目まぐるしく変わりました。
オープニングラップを終えた時点で上位は、50号車・卜部選手、38号車・鈴木選手、37号車・梅垣選手、45号車・大宮選手の順。その後、序盤は50号車・卜部選手がレースをリードする一方、その後方では38号車・鈴木選手と37号車・梅垣選手の2番手争いが激しさを増していきます。さらに4周目には、この2台と先頭を走る50号車・卜部選手と差も縮まり、三つ巴のトップ争いの様相を呈してきました。
しかし、6周目、46号車・入榮秀謙選手(アポロ電工フジタ薬局ベローナ)がデグナーコーナーでコースアウトしてクラッシュしたことから、セーフティカーが導入されます。9周目にはレースがリスタートし、「シケインまで加速をせず。ライバルの裏をかきました」という50号車・卜部選手がトップを守ることに。上位勢は同じポジションのままこの周回を終えますが、後方では51号車・ジャ・ジャンビン選手(B-MAX RACING F111)がスピンしコース上でマシンを停めたことから、2度目のセーフティカーが導入されます。
レースは残り2周でリスタートとなり、50号車・卜部選手はまたしても同じ作戦でトップを守ります。ファイナルラップに入った時点でも、トップが50号車・卜部選手、2番手に38号車・鈴木選手、3番手に37号車・梅垣選手、4番手に45号車・大宮選手というオーダーに変わりはありません。
ところが、このあとに波乱が待ち構えていました。38号車・鈴木選手に迫る37号車・梅垣選手がスプーンカーブのイン側から38号車・鈴木選手をオーバーテイクして2位に浮上。しかし、130Rでは38号車・鈴木選手が2位のポジションを奪い返し、勝負はシケインに。ここでインを刺そうとした37号車・梅垣選手が38号車・鈴木選手に接触し、38号車・鈴木選手はその場にストップ。37号車・梅垣選手は走行を続けますが、45号車・大宮選手に先行を許してしまいました。
レースはそのままフィニッシュを迎え、50号車・卜部選手が2024年の参戦以来、悲願の初勝利を手に入れました。「チームの皆さんとともに難しい課題に向き合い、チーム一丸となってレースに臨んだ結果とだと思います。昨シーズンは1位走行中に追突されて優勝を逃したりして、ここまで優勝はありませんでした。これで(優勝できないという)負のイメージが払拭できたと思います。本当にうれしいです」と笑顔を見せました。2位は45号車・大宮選手。3番手でフィニッシュした37号車・梅垣選手はファイナルラップの接触行為に40秒のタイムペナルティが科されたことから、4番手でチェカードフラッグを受けた11号車・小田 優選手(Rn-sports F111/3)が今季2度目の表彰台を獲得しました。
マスタークラスは、12周終了時点で13号車・鳥羽 豊選手(AIWIN)が総合7番手、18号車・YUKI選手(NILZZ Racing)という総合8位という順位でしたが、ファイナルラップで13号車・鳥羽選手が1コーナーでコースアウトし、18号車・YUKI選手が総合5位までポジションを上げて今季初勝利を果たしました。
RACE6の様子は下記のURLでご覧ください。
https://youtube.com/live/gCfCC4-Smfo