佐野雄城選手が3連勝
FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP (フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ =FRJ) 2024のレース13が、10月12日、富士スピードウェイを舞台に争われ、2番グリッドからスタートした37号車の佐野雄城選手(TGR-DC RS FR)が優勝、前ラウンドから3連勝を果たしました。
秋らしい青空が広がる富士スピードウェイでは、12時53分、15周で戦われる決勝レースが始まりました。スタートは、2番グリッドの佐野選手が好発進を決め、ポールポジションの38号車・卜部選手(TGR-DC RS FR)と並んでストレートエンドへ。そして、イン側についた佐野選手が1コーナーで卜部選手をかわし、トップに踊り出ました。これに2号車の岩澤優吾選手(DWFR01)、5号車のミハエル・サウター選手(G FORCE F111/3)が続いていきます。
1周を終えて、トップの佐野選手と2番手の卜部選手の差はすでにコンマ981秒まで開き、周回を重ねるごとに2台の差はじわじわと広がっていきます。その後方では、岩澤選手とサウター選手に、28号車の中村賢明選手(TOM'S FORMULA F111)が加わり、3位争いが激しさを増していきました。
レース中盤になると、トップの佐野選手と2位の卜部選手の差は3秒以上に広がり、また卜部選手と3位の岩澤選手のギャップも5秒以上と、トップ3の順位はほぼ確定的に。それとは対照的にサウター選手と中村選手の4位争いはさらに激化し、1コーナーでは中村選手がアウトから何度か牽制しますが、オーバーテイクにはいたりません。
レースはそのままファイナルラップを迎え、最終的には佐野選手が2位の卜部選手との差を5秒040まで広げて優勝し、レース11の参戦以来、負けなしの3連勝です。2位は卜部選手、3位は岩澤選手が続きました。注目の4位争いはサウター選手がシリーズチャンピオンの意地を見せて、中村選手を抑えきりました。
マスタークラスは、クラス2番手、総合11番手からスタートした11号車の植田正幸選手(Rn-sportsF111/3)がオープニングラップでクラストップに浮上し、そのままポジションを守ってクラス優勝を果たしています。