2024.08.24
2024 Formula Regional Japanese Championship ラウンド 4 MOTEGI大会 レース9 レポート


ミハエル・サウター選手が最終ラップで逆転優勝

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP (フォーミュラ・リージョナル・ジャパニー ズ・チャンピオンシップ =FRJ) 2024のレース9が、8月24日、モビリティリゾートもてぎを舞台に争われ、2番手からスタートした5号車のミハエル・サウター選手(G FORCE F111/3)がゴール直前に逆転し、今季5勝目を挙げました。

日差しはあるものの、周囲から雨雲が迫るモビリティリゾートもてぎでは、15時55分、16周で戦われる決勝レースが始まりました。スタンディング方式によるスタートは、今季2度目のポールポジションを獲得した55号車のセバスチャン・マンソン選手(G FORCE F111/3)が、インを刺そうとするサウター選手を抑えて真っ先に1コーナーへ。サウター選手が行く手を阻まれるなか、3番手スタートの3号車・堀尾風允選手(Sutekina Racing)が2コーナーの外側からサウター選手をかわして2位に浮上。ここから、マンソン選手、堀尾選手、サウター選手の3台がトップ集団を形成し、その後しばらくは付かず離れずの状態が続きます。

その後方では53号車のジェシー・レイシー選手(G FORCE F111/3)と28号車の中村賢明選手(TOM'S FORMULA F111)による激しい4位争いが勃発しました。

3台によるトップ争いに動きが見られたのが15周目。3位を走るサウター選手が、ついに2コーナーで前を走る堀尾選手をパスして2位に浮上。この時点で、トップを走るマンソン選手との差は1秒強あり、勝負はファイナルラップへ。コントロールラインを通過した時点で1秒298あった2台の差はセクター3を終えたころにはコンマ5秒ほどまで縮まります。しかし、マンソン選手はビクトリーコーナーでサウター選手に先行、そのまま逃げ切るかに思われました。

ところが、最終コーナーの立ち上がりでマンソン選手がオーバーランし、その隙にサウター選手がゴール直前でマンソン選手をオーバーテイク、劇的な逆転優勝を果たしたのでした。これに続いて、マンソン選手、堀尾選手がゴールを通過していきます。

スタートから続いた4位争いはレイシー選手がポジションを守り抜き、中村選手は5位でレースを終えました。

マスタークラスは、6番手からスタートした18号車のユキ選手(NILZZ Racing)が総合6番手でゴールし、見事クラス優勝を果たしています。

その直後のこと、チェッカードフラッグを受けたマンソン選手が堀尾選手に接触するアクシデントが発生し、その原因をつくったマンソン選手に1周減算のペナルティが科されます。これにともない、3位以下の順位が繰り上がり、2位が堀尾選手、3位がレイシー選手、4位が中村選手、5位がユキ選手という結果に変わりました。

レース9の模様は下記のURLでご覧いただけます。
>>>YouTube LIVE

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