雲が広がるものの、ときおり降り注ぐ日差しにより30℃を超える真夏日となったモビリティリゾートもてぎでは、10時50分からレース9のスターティンググリッドを決める15分間の公式予選1がスタートしました。コースオープンとともに6台が、そして少し遅れて2台がもてぎのレーシングコースへ向かい、早々にタイヤのウオームアップを終えた各ドライバーは早くも3周目からタイムアタックを開始します。
ここで、ニュージーランドから参戦のマンソン選手が1分51秒452をマークしトップに踊り出ると、スイスのサウター選手がコンマ018秒遅れの1分51秒470でこれに続きます。ここから前日の専有走行で1分49秒794のトップタイムを叩き出しているサウター選手がさらなる追い上げを見せると思われましたが、次の4周目、1分51秒467で自己ベストを更新したものの、マンソン選手にはコンマ015秒及びません。その後、マンソン選手、サウター選手ともにベストタイムを更新することはなく、マンソン選手が今季2回目、SUGO大会のレース5以来となるポールポジションを獲得しました。2番手はサウター選手、3番手は1分51秒661の3号車・堀尾風允選手(Sutekina Racing)でした。紅一点、62号車の猪爪杏奈選手(ユピテル 羽衣6 F111)は、前日発生したギアボックスのトラブルが解消せず、タイム計測はなりませんでした。
マスタークラスは、18号車のユキ選手(NILZZ Racing)が全体6番手の1分58秒661をマークし、クラストップとなりました。
公式予選1の終了から10分後の11時15分には、レース10のスターティンググリッドを決める公式予選2が行われました。このセッションでも各ドライバーが早めにタイヤのウォームアップを済ませ、2周目からタイムアタックを開始します。
「1回目の予選ではタイヤの空気圧が低かった」というサウター選手は、2周目に1分51秒992をマークしてトップに立つと、5周目にそれを上回る1分50秒404までタイムを上げて、堂々のポールポジションを獲得しました。マンソン選手はコンマ521遅れの1分50秒925で2番手、堀尾選手は1分51秒021で3番手につけています。猪爪選手は、一度はコースに出たものの、このセッションでもトラブルは解消せず、タイムを残すことができませんでした。
マスタークラスは、ユキ選手が公式予選1より1秒112タイムを縮める1分57秒773で、2戦連続のクラストップを獲得しています。
このあと、レース9は24日15時55分から、レース10は翌25日10時19分から、それぞれ決勝が行われます。
なお、公式予選の様子は下記のURLでご覧ください。
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