梅垣 清が完璧なレース運びでポール・トゥ・ウィン
FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP (フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ =FRJ) 2025のラウンド3のレース7が、7月13日、鈴鹿サーキットを舞台に争われ、37号車・梅垣 清選手(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)がスタートから1度もトップの座を明け渡すことなく、ポール・トゥ・ウィンを決めました。
真夏の強烈な日差しが照りつける鈴鹿サーキットでは、14時35分、13周の決勝レースは戦いの火蓋が切られました。「いままでで一番良いスタートが決められた」という37号車・梅垣選手は、ポールポジションからそのまま真っ先に1コーナーに飛び込み、これを2番グリッドの38号車・鈴木斗輝哉選手(マツモトキヨシ TOM’S TGR-DC FR)、3番グリッドの50号車・卜部和久選手(B-MAX RACING F111)が追いかけます。
しかし、スタートでトップを守った37号車・梅垣選手は、「ずっとトップを、自分のペースで走ることができました」と振りかえったように、2位以下を寄せ付けない走りで周回を重ね、そのギャップを少しずつ広げていきました。2番手の38号車・鈴木選手も、オープニングラップこそ3番手の50号車・卜部選手に詰め寄られましたが、2周目以降は徐々に差を広げていき、上位3台が均衡を保ったままレースは進んでいきました。
一方、周回ごとにポジションを上げていったのが、45号車・大宮賢人選手(PONOS RACING F111/3)。イレギュラーのタイヤ交換によりピットスタートとなった45号車・大宮選手は、持ち前の速さで、前を走るライバルたちを次々のオーバーテイク。オープニングラップでひとつ順位を上げて10番手になると3周目には8番手、9周目には5番手、さらに10周目には4番手までポジションをアップ。この時点で3位の50号車・卜部選手とは9秒以上の差があり、残り3周での逆転とはなりませんでしたが、それでも観客を大いに湧かせました。
最終的には、37号車・梅垣選手が2位の38号車・鈴木選手に3秒810の差をつけてポール・トゥ・ウィンを果たし、今季3勝目。レース後、37号車・梅垣選手は、「前回のレースではチームの皆さんに迷惑をかけてしまいましたが、このレース結果で返すことができたのが、自分としてとてもうれしいです」と、歓びをあらわにしました。3位には50号車・卜部選手がつけています。
マスタークラスは、総合6番手からスタートした13号車・鳥羽 豊選手(AIWIN)が、ひとつ順位を落としながらもクラストップの7番手でゴールし、今季5勝目としました。
RACE7の様子は下記のURLでご覧ください。
https://youtube.com/live/YI2dA-2yIUI