梅垣 清がスタートの混乱を克服して優勝
FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP (フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ =FRJ) 2025のレース2が、5月25日、岡山国際サーキットを舞台に争われ、37号車・梅垣 清選手(TOM’S TGR-DC FR)がスタート直後にポジションを落としながらも終盤の追い上げが功を奏して、勝利を手にしました。
前日からの雨は上がり、上空を雲に覆われた岡山国際サーキット。コースは乾ききっていないため、ウェット宣言が出されましたが、エントリーしている11台すべてがスリックタイヤを装着してスターティンググリッドに並びました。
9時ちょうど、フォーメーショラップが始まりますが、その途中で44号車・アキタ選手(ACR FRegional)がコースアウトし、これによりスタートがディレイ。これにともない、再度フォーメーションラップが行われたため、レースの周回数が1周減算の17周になりました。
2度目のフォーメーションラップののち、各マシンがホームストレートに戻りますが、ポールポジションの38号車・鈴木斗輝哉選手(TOM'S TGR-DC FR)と3番グリッドの45号車・大宮賢人選手(PONOS RACING F111/3)がスターティンググリッドの位置を間違えてしまい、フォーメーションラップがさらに1周追加されました。38号車・鈴木選手と45号車・大宮選手にはそれぞれ5秒のタイムペナルティが科されることになります。
レース周回数が16周に減算されたレースは、9時17分に戦いの火蓋が切られ、ポールポジションの38号車・鈴木選手がトップを守ったまま1コーナーへ。少し出遅れたものの2位を守った37号車・梅垣 清選手(TOM’S TGR-DC FR)が続きますが、1コーナーでオーバーランし、その隙に50号車・卜部和久選手(B-MAX RACING F111)と45号車・大宮選手、21号車・猪爪杏奈選手(ユピテル羽衣6 F111/3)に先行され、5位までポジションを落としました。
激しい上位争いが続くなか、アトウッドカーブで50号車・卜部選手と45号車・大宮選手が接触し、50号車・卜部選手が後退。さらにその後方では13号車・鳥羽 豊選手(AIWIN)と14号車・田中優暉選手(イーグルスポーツ)の接触があり、14号車・田中選手がコースにストップ。その回収のためにセーフティカーが導入されました。13号車・鳥羽選手もその後、ピットに戻り、マスタークラスの2台は早々に線戦から離脱することになりました。
1周目を終えた時点で上位勢はトップが38号車・鈴木選手、2番手が45号車・大宮選手、3番手が37号車・梅垣選手、4番手が11号車・小田 優選手(Rn-sports F111/3)の順。レースは5周目に再開となり、すぐさま38号車・鈴木選手が後続を引き離しにかかります。レースはこのままの順位で周回が進み、12周が終わったところで、トップの38号車・鈴木選手は3位の37号車・梅垣選手に5秒038のギャップを築き、タイムペナルティを科せられてもなんとかトップを守れる状況です。
しかし、14周目以降、38号車・鈴木選手のペースがダウンし、37号車・梅垣選手が38号車・鈴木選手とのギャップを5秒未満に縮めていきます。その結果、16周を終えて38号車・鈴木選手はトップでチェッカードフラッグを受けたものの、37号車・梅垣選手との差は2秒109となり、タイムペナルティ加算後の順位は、トップが37号車・梅垣選手、2位が38号車・鈴木選手、3位が45号車・大宮選手、4位が11号車・小田選手になりました。
さらにレース後、45号車・大宮選手の1周目の接触に対して5秒のタイムペナルティが科されたため、11号車・小田選手が3位に繰り上がり、一方、45号車・大宮選手は4位にポジションを落としています。
レース2の模様は下記のURLでご覧いただけます。
https://youtube.com/live/ixtTcfZouQQ