鈴木斗輝哉がトリプル・ポールポジション
FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP (フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ =FRJ) 2025が、5月24日に岡山国際サーキットで開幕し、公式予選ではレース1、レース2、レース3のすべてで38号車・鈴木斗輝哉選手(TOM’S TGR-DC FR)がポールポジションを獲得しました。
今年で6シーズン目を迎えたFRJは、開幕戦のラウンド1 岡山大会に11台がエントリー。このうち18歳以下のドライバーが2名、満40歳以上の男性、もしくは全年齢の女性ドライバーが登録できるマスタークラスが3名、女性ドライバーが1名と多彩な顔ぶれになりました。
あいにくの雨となった岡山国際サーキットでは、さっそく9時からレース1のスターティンググリッドを決める15分間の公式予選1がスタートしました。シグナルがグリーンに変わると、10台のマシンがピットアウトする一方、11号車・小田 優選手(Rn-sports F111/3)はマシンのエンジンがかからず、出遅れることになります。
さっそく3周目にはタイムアタックが始まり、まずは37号車・梅垣 清選手(TOM’S TGR-DC FR)が1分46秒877をマークしてトップに立ち、これを38号車・鈴木選手がコンマ013秒遅れの1分46秒890で続きます。
ここからさらにタイムを縮めていこうという矢先に、51号車・ジャ ジャンビン選手(B-MAX RACING F111)がアトウッドカーブでマシンを停めたことからセッションは赤旗中断に。その後、9時15分に残り8分13秒で予選が再開されると、このタイミングで11号車・小田選手もタイムアタックに加わりました。
6周目にふたたびタイムアタックが始まると、38号車・鈴木選手が3つのセクターすべてで全体ベストとなる1分44秒821を叩き出し、トップに浮上しました。さらに45号車・大宮賢人選手(PONOS RACING F111/3)が1分46秒382で2番手につけ、#37号車・梅垣選手は3番手にポジションを落としてしまいます。
そして7周目、14号車・田中優暉選手(イーグルスポーツ)がレッドマンコーナー外側にマシンを停めたことで2度目の赤旗中断に。9時27分に残り5分でセッションが再開されると、各ドライバーは最後のタイムアタックに挑み、トップの38号車・鈴木選手は1分44秒057にベストタイムを縮めてポールポジションを確定します。50号車・卜部 和久(B-MAX RACING F111)も同じ周回で自己ベストの1分46秒322をマークしましたが、2秒265及びませんでした。3番手は45号車・大宮選手でした。
マスタークラスは、13号車・鳥羽 豊選手(AIWIN)が全体の6番手タイムとなる1分51秒365でクラストップとなりました。
公式予選1の終了から10分後の9時43分には、レース2のスターティンググリッドを決める公式予選2が行われました。セッションはタイムアタックが始まった直後の3周目に、13号車・鳥羽選手が1コーナーでマシンを停めてセッションが赤旗中断になります。
9時56分に残り10分11秒でセッションが再開しタイムアタックが仕切り直しになると、37号車・梅垣 清選手(TOM’S TGR-DC FR)と38号車の鈴木選手がトップ争いを演じ、5周目に1分44秒454をマークした37号車・梅垣選手が一時トップに立ちますが、7周目に38号車・鈴木選手がこれをコンマ991上回る1分43秒463までタイムを縮めてトップに浮上。その直後、37号車・梅垣選手は1分43秒774に自己ベストを更新しましたがコンマ311秒及ばず、38号車・鈴木選手のポールポジションが確定しました。3番手は1分45秒297の45号車・大宮選手が入りました。
マスタークラスは、13号車・鳥羽選手が全体の7番手となる1分51秒152でクラストップでした。
公式予選1のセカンドベストタイムで決まるレース3のスターティンググリッドは、38号車・鈴木選手が1分44秒821で3つめのポールポジションを獲得。2番手に1分47秒402をマークした45号車・大宮選手、3番手に1分47秒577の50号車・卜部選手が続いています。マスタークラスは1分53秒916で全体6番手となった13号車・鳥羽選手でした。
公式予選の様子は下記のURLでご覧ください。
https://youtube.com/live/xhRDD-yM__0