TGR-DCの卜部和久選手と佐野雄城選手がポールポジションを分ける
FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP (フォーミュラ・リージョナル・ジャパニー ズ・チャンピオンシップ =FRJ) 2024のラウンド6・最終戦が10月12日、富士スピードウェイでスタートし、レース13では38号車の卜部和久(TGR-DC RS FR)が、レース14では37号車の佐野雄城選手(TGR-DC RS FR)がそれぞれポールポジションを獲得しました。
シーズンを締めくくるラウンド6 FUJI大会は、今季最大の14台がエントリー。このうち10名がプロフェッショナルを目指す若手ドライバーで、海外勢3名、女性ドライバー1名が開幕戦からシリーズ参戦しています。また、前戦のラウンド5からはTGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)育成ドライバー2名が参入。さらに、この最終戦では今季初参戦のドライバーがあらたに2名加わり、激しいトップ争いが予想されます。一方、マスタークラスには4名がエントリーしました。
朝から爽やかな秋空が広がるスピードウェイでは、8時10分からレース13のスターティンググリッドを決める15分間の公式予選1がスタートしました。各ドライバーはコースインから3周をかけてじっくりとタイヤを温め、4周目からタイムアタックを開始しました。さっそく5号車のミハエル・サウター選手(G FORCE F111/3)が1分39秒561でトップに立つと、これを53号車のジェシー・レイシー選手(G FORCE F111/3)と55号車のセバスチャン・マンソン選手(G FORCE F111/3)が続き、トップ3位を海外勢が独占することになります。
しかし6周目、佐野選手が1分37秒661でトップに踊り出ると、これを追うように卜部選手が1分38秒835で2番手に。その後もこの2選手は周回ごとに自己ベストを更新しつづけ、最終的には1分38秒414を叩き出した卜部選手が初のポールポジションを獲得。2位はコンマ058秒差の佐野選手。3番手には、7周目に1分38秒545をマークした2号車の岩澤優吾選手(DWFR01)が続きました。
マスタークラスは、11号車の植田正幸選手(Rn-sportsF111/3)が終盤までトップをキープしていましたが、セッション終了直前に45号車の辻子依旦選手(PONOS RACING)が1分40秒889をマークしてトップを奪いました。
10分間のインターバルをはさんで、8時35分からは、レース14のスターティンググリッドを決める公式予選2が行われました。前のセッション同様、4周目からタイムアタックが始まり、6周目にサウター選手が公式予選1のベストタイムを上回る1分38秒235をマークしてトップに。これを卜部選手、78号車の藤原優汰選手(Rn-sports F111/3)が追いかけます。
ところが7周目、1分38秒709を叩き出した佐野選手がトップに浮上し、コンマ411秒差の1分38秒120で卜部選手が2番手、同タイムでサウター選手が3番手に。次の周には卜部選手が1分37秒899で自己ベストを更新しますが、佐野選手にはコンマ190秒及ばず、佐野選手がレース14のポールポジションを獲得。これに、卜部選手、サウター選手が続きました。
マスタークラスは1分39秒967をマークした辻子選手が2戦連続でクラストップを獲得しています。
このあと、レース13は12時50分から、レース14は13日の12時30分からそれぞれ決勝が行われます。