2024.09.14
2024 Formula Regional Japanese Championship ラウンド 5 FUJI大会 Race 12 レポート


佐野雄城選手が2戦連続でポール・トゥ・ウィン

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP(フォーミュラ・リージョナル・ジャパニー ズ・チャンピオンシップ =FRJ)2024のレース12が、9月14日、富士スピードウェイを舞台に争われ、37号車・佐野雄城選手(TGR-DC RS FR)が2戦連続でポール・トゥ・ウィンを飾りました。

気温が27℃まで下がり、昼間に比べて少し過ごしやすくなってきた富士スピードウェイでは、1周のフォーメーションラップのあと、16時59分、15周の決勝レースが始まりました。

スタートは、2番グリッドの38号車・卜部和久選手(TGR-DC RS FR)が好ダッシュを決め、ポールポジションの37号車・佐野雄城選手(TGR-DC RS FR)を抑えて1コーナーへ。しかし、佐野選手はすぐさま卜部選手と並び、コカコーラコーナーで卜部選手をオーバーテイクしてトップを奪い返しました。

一方、3番グリッドの5号車 ミハエル・サウター選手(G FORCE F111/3)はクラッチトラブルに見舞われて失速、1周目を終えたところでピットに戻り、そのままレースを終えてしまいます。

トップを奪還した佐野選手は、その後、後続とのギャップを少しずつ広げながら周回を重ね、首位の座を確実なものにしていきます。その後方では、卜部選手と28号車・中村賢明選手(TOM'S FORMULA F111)が8周にわたって激しい2位争いを演じますが、9周目の1コーナーで卜部選手がオーバーランし、中村選手が2位に浮上しました。

レースはこのポジションのままゴールを迎え、佐野選手が2位との差を5秒160に広げ、2戦連続でポール・トゥ・ウィンを遂げました。「今シーズンはFIA-F4で苦労しているだけに、2連勝は本当にうれしい」と語る佐野選手は、2位の中村選手、3位の卜部選手とともに、表彰台を獲得しました。

マスタークラスはクラストップ、総合8番手からスタートした16号車・アキタ選手(AKITA Cars & Racing)が、終始クラストップを守り2連勝。これに、29号車・小嶋禎一選手(Classic Car.jp ES)が2番手、11号車・植田正幸選手(Rn-sportsF111/3)が3番手で続いています。

なお、サウター選手はこのレースでリタイヤしましたが、55号車 セバスチャン・マンソン選手(G FORCE F111/3)が6位だったことから、最終ラウンドを待たずにサウター選手のシリーズタイトルが決定しました。また、マスタークラスも、23号車・ユウゴウ選手(S2R Racing)がシリーズタイトルを獲得しています。

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